【みんなのおすすめアニメ】ちはやふる
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ちはやふる
私の好きな「ちはやふる」は、競技かるたをテーマにしたアニメです。
このアニメを見る前から百人一首や競技かるたの存在は知っていましたが、アニメを通じてその試合のルールや楽しみ方というのを知ることができました。
もともとの原作は少女漫画なのですが、競技かるたに打ち込む姿やその緊張感のある試合の描写は少年漫画にも通じる要素があると思います。
ひたむきに競技かるたに打ち込んで成長していくストーリーや、勝つために行われる試合中の心理戦は、性別を問わずにぐぐっと引き込まれるアニメだと思います。
このアニメの魅力として、やっぱり「競技かるた」というテーマがすごくインパクトがあります。
主人公である綾瀬千早や、千早をかるたの世界に引き込んだ綿谷新。
それから千早の幼馴染であり、ともにかるた部の部長として頑張る真島太一。
同じ部活のメンバーの中でも、クイーンの若宮詩暢や周囲の登場人物にとっても、それぞれにとってのかるたの存在というものがあります。
登場人物にとってのかるたの存在と競技スタイルがリンクしているというのは、見ていてとても面白いと思うし、作品により深くさせていると思います。
スポーツアニメにも通じる試合の緊張感や成長の描写などもありますが、ただのスポ根ものとも違うのも魅力の一つです。
太一は千早や新と凌ぎを削るようにかるたに打ち込んでいきますが、千早への気持ちの変化とかるた一筋でそういうことに鈍い千早に、悩んだり苦しんだりする恋愛の要素もあります。
いろいろな詠や回想シーンで百人一首に詠われるその意味だけでなく、競技かるたの魅力をいろいろな角度から知ることができます。
登場する詠や詠み人についても詳しく触れられたりして、かるたや古典の意味がわかっていなくても、その魅力をわかりやすく伝えてくれます。
ただの少女アニメとか、スポーツアニメに収まらない魅力がいっぱいがあります。
主人公の千早をはじめ、瑞沢高校かるた部のメンバーはそれぞれに課題を抱えつつも、ひとつひとつ自分の弱さや得意な部分を見つめながら成長していきます。
千早はさらにクイーンを目指して奮闘するのですが、次々に出てくる難敵に時に躓きながらも、才能に頼るのではなく、自分のかるたをより深く進化させていきます。
そうしたメリハリの効いたストーリーについつい魅入ってしまいます。