【みんなのおすすめアニメ】黒子のバスケ
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黒子のバスケ
黒子のバスケ(通称:黒バス)
週刊少年ジャンプ連載
アニメ1期~3期
黒子テツヤ(CV.小野賢章)火神大我(CV.小野友樹)青峰大輝(CV.諏訪部順一)他
2016年映画制作決定
作品の感想:個々のキャラクターが個性的で、感情表現豊かな描写に感情移入してしまうほどのハートフルな作品です。
主人公が良き相棒と出会い、共に成長していく心の変化、そしてそれを取り巻く周りにも影響を与え勝利へと邁進する姿は視聴者を勇気付けてくれたのではないでしょうか。
主人公の前に立ちふさがるライバルたちもまた個性的で、思わずライバル校の勝利を願ってしまう視聴者もいるはずです。
ひとつひとつの試合にそれぞれの思いやエピソードがあり、双方ともに負けられない対決を繰り広げますが、勿論勝つのは一校だけです。
そんな手に汗握る試合の中でも特に印象的だったのはウインターカップ本戦第一試合、主人公黒子テツヤ属する誠凛高校VS黒子の中学時代の相棒青峰大輝が所属する桐皇学園高校。
黒子の現相棒・火神大我と元相棒の青峰大輝、両校エースの熾烈な攻防は見ている間ずっと拳を握っているほどに力のこもるものでした。
絶対的な強さを持つ青峰に、火神は自分の信じるものを見失わず果敢に立ち向かうことで限界さえ凌駕し青峰と渡り合います。
そこで勝敗を分けたのは「仲間」の存在です。
この作品では、仲間というテーマが随所に盛り込まれています。
仲間とはなにか、仲間のために自分がやるべきこと等、考えさせられることも多く心が熱くなってしまうようなエピソードもあります。
かつての仲間だった者たちが道を分かつ、その描写には思わず涙してしまいました。
しかし、別れがあれば出会いもあり、その経験が成長に繋がっていく…そんな人間模様もこの作品の見所ではないでしょうか。
ただ試合に勝ってのハッピーエンドではなく、勝つまでの過程やキャラクターの成長、心の変化を経ての勝利だからこそ価値があるということを感じさせてくれます。
勝つとはなにか、仲間とはなにか、その答えにたどり着いた者は試合の勝敗に関わらず皆優しい表情に変わる、そんなこまやかなキャラクターの感情にも注目してほしいと思います。