【みんなのおすすめアニメ】機動戦士ガンダム00
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機動戦士ガンダム00
2007年から2009年にかけて放映された「機動戦士ガンダム00」のおすすめポイントをご紹介します。
①予想しうる近未来の世界で描かれています。
「宇宙世紀」など架空の暦を使うこともあるガンダムシリーズですが、ガンダム00は西暦(主に2300年代)の物語です。
それ故に、よりリアルな世界観を見せてくれます。
原油の代役として太陽光エネルギーの開発が現実として進んでいますが、ガンダム00では原油は枯れてしまい太陽光発電が確立されている設定です。
嘗ての産油国だった中東は貧困と紛争にあえいでいます。
世界は、アメリカ中心、中国・ロシア中心・新しいEUのようなものという3つの連合体が存在しています。
それぞれは世界の覇権を握るべく見栄のはりあいみたいなことをやっています。
これらが初回時点の設定です。
その後には、遺伝子操作かクローンだと感じさせる人々、無人機による殺戮など、現実でも可能か可能になりつつある要素を盛り込んでいます。
このようにガンダム00は、リアル好きが喜びそうな緻密な設定の作品です。
②一般人が戦争に巻き込まれる流れがすごいです。
物語の前半ではある若いカップルが毎回短時間だけ登場するのですが、コメディリリーフ程度のものと捉えていました。
しかし、その2人はガンダムが絡む戦闘により離れ離れになり、やがて互いに兵器を操る者同士として再会・対決する運命を辿ります。
戦争やテロから最も遠かった二人を逆に目と鼻の先の近さで敵対する間柄へと劇的に変えて、戦争の悲惨さを印象深く見せていました。
③グラハム・エーカーのセリフに注目です。
グラハム・エーカーは宿敵キャラの一人ですが、彼のセリフだけが違う方向に向いているというか突き抜けています。
当人は真面目なことを喋っているのに聞く側は笑ってしまうようなセリフが度々あります。
スピンオフ的な作品では更にデフォルメされた場面もあります。声優の中村悠一さんのハマリ役ではないでしょうか。
④ハロが一味違います。
本作でのハロはガンダムの戦闘サポート、補修作業、クルーの治療にあたるなど、シリーズ中では異例の活躍ぶりです。
コクピットにいる時はあの愛らしさを残しつつ「闘うハロ」として格好良く感じました。
⑤ガンダム00について。
圧倒的性能を持ってあらゆる武力を鎮圧することで世界平和を成し遂げようとするガンダムですが、開発者の真の目的は何となく説明したような説明していないような、そんな感じでテレビ放映を終えます。
これは、劇場版製作が決定していた影響だと思います。
したがってDVDなどで劇場版まで観賞すれば、ガンダム00の真実を「なるほど!」と納得してもらえると思います。