新海誠監督作品 言の葉の庭
新海誠監督
少年と少女の恋愛をテーマにした作品が多い。
代表作とされる『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』の3作は、いずれも主人公の2人の心の距離と、その近づく・遠ざかる速さをテーマとしたものである。
全作品を通して、風景描写の緻密さ・美しさが特筆される。
「思春期の困難な時期に、風景の美しさに自分自身を救われ、励まされてきたので、そういう感覚を映画に込められたら、という気持ちはずっと一貫して持っている」といった旨の発言をしている。
言の葉の庭
放送時期
2013年
公式HP
http://www.kotonohanoniwa.jp/
wikipedia
声優
秋月 孝雄/入野自由/関根航(子時代)
雪野 百香里/花澤香菜
あらすじ
靴職人を目指す高校生のタカオ(秋月孝雄)は、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。
ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノ(雪野百香里)に出会う。
どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、万葉集の短歌 「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」 を言い残して去っていった。
こうして、雨の日の午前だけの2人の交流がはじまる…
公式ツイッター
Tweets by shinkai_works
偏見レビュー
新海誠作品の新作「君の名は。」が大ヒットしていますね。
単館アニメ映画の監督のイメージが強いので驚いています。
アニメという文化がより一般受けしているのか、
もしくはジブリの後釜として大人の人たちが模索しているのかというところでしょうか。
ただ、過去の作品の内容は全年齢向けというわけでもないし、連発されると良さが薄れるというか中々難しいのだろうなという気がします。
この言の葉の庭も非常にターゲットが狭い作品と言えるかもしれません。
はっきり言って子供には面白くない作品だと思います。
いわゆる大人向けアニメといわれるアニメでしょう。
というのも、この映画の良さははある程度 行間を読む ような作業が必要だからです。
全てを説明されずに想像して楽しむことが好きな方には非常におすすめな作品。
私は新海誠作品の中でも、この言の葉の庭が一番好きな作品です。
そしてこのアニメは今まで見たアニメの中でも最も美しいアニメの一つ。
キラキラとした雨上がりの表現を見ているだけでなんだか陶酔しそうな感じ。
46分と映画としては短めの作品です。
年上の女性に憧れていく思春期の少年の恋。
ノスタルジーで幻想的なまでに美しい世界に酔いしれてください。