おすすめ鬱アニメ、トラウマアニメ
コンテンツとは時に、その映像、そのストーリー、その世界観からある種トラウマのような感情を植えつけられることがあります。
しかし名作とは、どういった形にせよ人の心に何かを刻み付けるもの。
そういう意味ではトラウマを刻み付けるアニメも名作と言えるでしょう。
新世界より
・放送時期
2012年
・公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/shinsekaiyori/
wikipedia
・声優
渡辺 早季(わたなべ さき)
声 – 種田梨沙
朝比奈 覚(あさひな さとる)
声
東條加那子(12歳)
梶裕貴(14歳・26歳・36歳)
秋月 真理亜(あきづき まりあ)
声 – 花澤香菜
・あらすじ
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。
その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。
・偏見レビュー
鬱になるってのもそうだし、なんか考えさせられる。
原作は貴志祐介氏の小説で「黒い家」「悪の教典」などを書いています。
実写映画化もされていてベストセラー作家。
やっぱりそのへんのラノベ作品と違ってテーマというか深いところになにか芯があります。
バケネズミっていうモンスターが人間のことを神と呼び、人間は超能力のような特殊な力を持っています。
その特殊な能力をもって世界を統治しているわけです。
世界観としてはファンタジーなわけなんだけど、あれ?もしかしてこのバケネズミの方が現実世界で言うところの人間みたいじゃない…?
みたいな気持ちになってくるかも。。。
さらには普通にホモやレズも当たり前の世界だったり…流し見だと理解できないかもしれないのでしっかりと腰を据えてみることをおすすめします。
シグルイ
・放送時期
2007年
・公式サイト
・声優
藤木源之助(ふじき げんのすけ)
声 – 浪川大輔
伊良子清玄(いらこ せいげん)
声 – 佐々木望
岩本虎眼(いわもと こがん)
声 – 加藤精三
牛股権左衛門(うしまた ごんざえもん)
声 – 屋良有作
・あらすじ
寛永6年9月24日、駿府城内で御前試合が行われることとなった。
御前試合は、慣例として木剣を使用することになっているが、周囲が諌めたにもかかわらず、駿河大納言・徳川忠長の命により、今回は真剣を用いることが決定され、剣士達による凄惨な殺し合いが幕を開ける。
その第一試合、隻腕の剣士・藤木源之助の前に現れた相手は、盲目・跛足の剣士、伊良子清玄だった。
・偏見レビュー
江戸時代の侍の話。
ただ、合戦や戦国武将などが出てくるわけではなくて、ある道場で起こる跡目争いから端を発する殺し合い。
リアルを追及しているのかとにかく描写がグロい。
そして、雰囲気、BGMともに暗い。
ほんっっとうに暗い。
そして救いがない。
一気に見るとかなりげんなりしてきます。
毎回トラウマが満載。
ただ作画といい、ストーリーといい内容は非常に重厚。
気合を入れてよし見るぞという気持ちで見てください。
魔法少女育成計画
・放送時期
2016年
・公式サイト
・声優
東山奈央
沼倉愛美
佐倉綾音
内山夕実
間宮くるみ
日笠陽子
水瀬いのり
・あらすじ
魔法少女であるために、騙す、出し抜く、奪い合う。
「増えすぎた魔法少女を半分に減らす」という運営からの一方的な通告のもと、一週間に一人ずつ、魔法少女がその資格を剥奪されていく。
リスクを孕んだ、理不尽なゲームに囚われた16人の魔法少女は、黒幕の意図に翻弄されながらも自分が魔法少女であり続けるために策を練る。
特殊な環境下で麻痺していく感覚。しかし、その中で魔法少女たちはそれぞれの想いを持って、この無慈悲な椅子取りゲームを受け入れていく――
・偏見レビュー
キャラクターはとてもかわいいらしい魔法少女たち。
ほのぼの路線の日常系かなと思いきや、とんでもない。
魔法少女たちのバトルロワイヤルが始まるのです。
しかも期待をいい意味で裏切る展開が続くのでシナリオも非常に面白い。
ただし、かわいらしい魔法少女たちがグロく殺されていく姿は、グロに耐性がないとちょっときついかも…
寄生獣 セイの格率
・放送時期
2014年
・公式サイト
http://www.ntv.co.jp/kiseiju/
・声優
泉 新一
声 – 島﨑信長
ミギー
声 – 平野綾
村野 里美
声 – 花澤香菜
君嶋 加奈
声 – 沢城みゆき
・あらすじ
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。
その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。
寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
・偏見レビュー
原作は1990年から1995年まで連載されました。
当時もマンガ作品としては非常にメジャーでしたが、その内容や描写からでしょうか。
アニメ化されることはありませんでした。
しかし2014年に約20年という時を経てアニメ化、実写化されました。
描写がグロいという部分、その新鮮な設定が話題になったわけですが、それ以上にこの作品は人間とは、生命とは何なのだろうと考えさせられる作品。
先入観や倫理観に疑問を投げかけてくる作品でしょう。
アシュラ
・放送時期
2012年
・公式サイト
http://www.toei-anim.co.jp/movie/2012_asura_movie/
・声優
アシュラ
声 – 野沢雅子
法師
声 – 北大路欣也
若狭
声 – 林原めぐみ
地頭
声 – 玄田哲章
七郎
声 – 平田広明
・あらすじ
平安時代末期、飢饉によって屍が累々と横たわり、ある者達は人を殺して人肉を貪り食らっていた。
その一人である妊娠した狂女は、やがて赤ん坊を産み落とす。
狂女は「アシュラ」と名付けたその子を可愛がるが、やがて空腹に耐えかね焼いて食おうとする。
その時、落雷によってアシュラは川に押し流され、岸に辿り着くも誰にも育てられないまま獣同然に生き抜く。
・偏見レビュー
これはそうとうな覚悟を決めてみなくてはいけないアニメ。
生半可な気持ちで見るアニメではありません。
というのも人を食うケダモノのような少年が人の心を取り戻せるのかというアニメ。
まず冒頭からエグイ。
飢餓により母親が自分の息子を食おうとします。
その息子が主人公。
飢餓による極限状態になれば自分は一体どういう行動をとってしまうのだろう。
このアニメを見ると、倫理観であったり、宗教観であったりそういった感情が揺さぶられてしまうことは間違いないでしょう。
もうありとあらゆるシーンでトラウマばかりです。
原作はジョージ秋山氏の漫画作品。40年以上前の作品です。
その当時掲載された少年マガジンは神奈川県で有害図書指定され、未成年への販売を禁止したほど。
キャッチコピーは「眼を、そむけるな。」
このキャッチコピーを考えた人はすごいなと素直に思えます。
火の鳥
・放送時期
2004年
・公式サイト
http://tezukaosamu.net/jp/manga/397.html
wikipedia
・あらすじ
『火の鳥』(ひのとり)は、火の鳥(不死鳥)を物語の中心にした一連の編より成り立つ手塚治虫による漫画作品である。
また、それを原作とした映画、アニメ、ラジオドラマ、ビデオゲームが作成されている。
手塚治虫の代表作の一つである。
・偏見レビュー
マンガの神様、手塚治虫氏の代表作のひとつ。
この作品は倫理観や宗教観そしてタブーといったところに切り込んでいきます。
作品全体を通して生とは命とはと考えさせられるところでしょう。
そのあまりに深くどっしりとしたテーマに圧倒され、視聴後はある種トラウマを植えつけられたような気分にさせられるでしょう。
妄想代理人
・放送時期
2004年
・公式サイト
http://mousou.asmik-ace.co.jp/main.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%84%E6%83%B3%E4%BB%A3%E7%90%86%E4%BA%BA
・声優
鷺 月子(さぎ つきこ)
声 – 能登麻美子
マロミ
声 – 桃井はるこ
猪狩 慶一(いかり けいいち)
声 – 飯塚昭三
馬庭 光弘(まにわ みつひろ)
声 – 関俊彦
謎の老人
声 – 槐柳二
・あらすじ
今敏によるテレビアニメ作品。疲れた現代社会を癒す人気マスコットキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は心の闇を持っていた。
そして、月子に感化された人々が次々に通り魔少年バットに襲われ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。
しかし、幾人も被害者が出て、多くの目撃者がいるにもかかわらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。
少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で、被害者の持つ『不思議な共通項』に辿り着く。
・偏見レビュー
故・今敏監督の名作アニメ。
サイコサスペンス的な内容なわけです。
他の監督の作品『パプリカ』『PERFECT BLUE パーフェクト ブルー』などと同じく、何か夢の世界に入り込んでしまったかのような独特の世界観の作品。
監督のコアなファンは多いのですが、あまり一般受けしにくい作品なので、好き嫌いがわかれるかもしれない。
この作品も何か独特のトラウマのような何かを刻み付けられる作品です。
屍鬼
・放送時期
2010年
・公式サイト
http://www.okiagari.net/
wikipedia
・声優
尾崎 敏夫(おざき としお)
声 – 大川透
室井 静信(むろい せいしん)
声 – 興津和幸
桐敷 沙子(きりしき すなこ)
声 – 悠木碧
結城 夏野(ゆうき なつの)
声 – 内山昂輝
・あらすじ
人口1300人の小さな村、外場村。外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている。
そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。
村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。
しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。
・偏見レビュー
閉鎖的な田舎でのホラーサスペンスかなと思いきや、吸血鬼が現れ吸血鬼も生きるためにみたいなお話も出てきて
いわゆる正義の反対は悪じゃない。もう一つの正義だという哲学的なお話。
ただし、耐性の低い人にはトラウマになるようなグロい描写も多い。
前半は面白いんだけど途中から少しだれてくるかなーと思うかも。
短くしてぎゅっとまとめちゃえばもっと名作扱いされていたと思うんだけどな。
ねこぢる草
・放送時期
2001年
・公式サイト
・あらすじ
ねこぢる原作による日本のOVA。
姉のにゃーこが病気で伏せっている頃、弟のにゃっ太は死神がにゃーこの魂を奪いに来る所を目撃する。
にゃっ太は魂を取り返そうとするも、半分は死神に奪われてしまう。にゃーこは一命をとりとめたが、それ以来生気が抜け落ちたままになってしまった。
にゃっ太はそんなにゃーこに元気を取り戻してもらおうと一緒にサーカスに行くが、そこで現実と妄想が入り混じった不可思議な体験をすることになる。
・偏見レビュー
つげ義春の漫画などで最近もまた有名ですけどもいわゆるガロ系の作品。
30分ちょっとのショートムービーですが、基本的にナレーションやセリフがないので、ストーリーを掴むことが難しい。
先にあらすじを読んでから視聴することをおすすめ。
かわいらしいネコのキャラからは想像できない不条理な世界のお話。
ちょこちょこ残酷な描写もありますが、このテイストなのでそこまでは気にはなりません。ただこの描写は必要あるのかな?と思ってしまう。
だけどガロ系の作品に対しては疑問をもったりや作者の考えなどを探ろうとしてはいけません。
考えれば考えるほど理解できなくなってくる。
不思議な世界に身を任せるのがお作法でしょう。