【みんなのおすすめアニメ】BLOOD+
投稿されたみんなのおすすめアニメレビューを紹介!
BLOOD+
アニメBLOOD+は戦う女の子がすごく印象的な疾走感がある作品だということが出来ます。
2005年に放送されたアニメですがすごく印象に残っていて、コンセプトが「少女が刀を使って翼手を斬る」というだけあってバトルシーンが見所です。
主人公の音無小夜は運動と食べることが好きな普通の女子高生なんですが、化け物に襲われそうになりハジという名の青年に助けられたことでそんな日常は激変します。
「小夜、戦って」とハジに彼の血を飲まされた瞬間別人のようになるんです。
赤い瞳に異形の刀を圧倒的な力で翼手と呼ばれる化け物を切り捨てていく姿は非常にインパクトがあります。
翼手との戦いのシーンはスピード感があり、少々グロイ描写もあるのですがそれよりも危なげなく圧倒的な強さで人外の分かりやすい敵をやっつける所はカッコイイし見ていてスッキリするしワクワクします。
物語は翼手との戦い、実は養女だった小夜の出生の謎を求めて世界各国を舞台に進んでいきます。
沖縄編、ベトナム編、ロシア編、フランス、イギリス編、アメリカと非常にスケールが大きく、また小夜自身の正体にも想定外でビックリしてしまいました。
次々と驚きの展開でアニメは50話なんですが一気に駆け抜けた感じがします。
見応えもあるし、ショートカットで黒髪の少女に付き従う色白、長髪の青年というのも絵になりますね。
守られるヒロインではなく自ら刀を戦うヒロインというのは潔くて勇ましく、どこか健気ささえも感じます。
このアニメには主人公の危機を救うヒーローは登場しないけど、彼女に長年付き従うハジ、彼女の義理の兄弟のカイとリクは精神的な支えとなります。
主人公の育った街、物語前半の舞台である沖縄の方言で「なんくるないさ」って言葉が使用されていてなんとかなるさ、ケセラセラと同じ意味の言葉なんですがすごく心に残っています。
日常が崩れ多くのモノを失い、それでも戦わなければならない主人公が前を向いて進む為に後押ししてくれる言葉です。
派手なアクションシーンが目をひくアニメなんですが主人公の小夜の内面にもきちんと焦点を当てることで普通の高校生の女の子という面と使命の為に戦う面とのメリハリが出てさらにバトルのシーンが引き立つということが出来ます。
勿論私自身もスピードと迫力がある戦いのシーンには魅せられますし、あと作品で使用されている音楽もBLOOD+の世界観にとても合っていてこれもアニメならではの魅力ということが出来ます。