ソードアート・オンラインの評価、感想
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ソードアート・オンライン
ソードアート・オンラインは、VRマシンを装着して仮想空間での大規模多人数同時参加型オンラインRPGのアニメです。
物語は、最前線で1人で戦っているキリトと、キリトの恋人であると同時に凄腕の剣士でもあるアスナを中心に展開していきます。
外伝などを外すと3部構成で、1部は剣の世界の「アインクラッド」、2部は妖精と魔法の「フェアリィ・ダンス」、3部は銃の世界の「ファントム・バレット」となっています。
3部ある中でも特にオススメはやはり、剣の「アインクラッド」編です。
この「アインクラッド」編だけは、ゲームの中で死亡すると現実でも死亡するという設定になっているのがキーで、いつ誰がどうなるのかハラハラしながら見ていました。
最初のキリトは頼りなく臆病ですが、ソードアート・オンラインの開発者である茅場晶彦の策略で、ゲームを制覇しなければ現実に戻れなくなったときから、自分の運命と向き合い始め生きて生還する為に戦いの日々に身を投じます。
同じソードアート・オンライン好きの人と話していて、まだキリトが1人で戦う以前に所属していたギルドのメンバーが、全員死亡してしまった事件の話がかなり泣けます。
中でも死にたくないと怯えていたサチを目の前で失ったシーンは、あまりのショックで1度見たきり見ていません。
この事件を、キリトは自分のせいだと自らを責め、ギルドには属さずに1人で戦うようになりました。
このあたりの話の展開がすごくリアルで自分のことに置き換えてみても理解できるので、サチを失ったショックは自分のことに起こった出来事のようでした。
友人はいることはいましたが戦いが進むにつれて、どんどん疲弊していき明るさが消えていったキリトの目の前にアスナが現れ、初めは喧嘩や言い合いをしていましたが徐々に距離が縮まり恋人となります。
本当に初期に一度すれ違っていたのですが、ちゃんと出会った頃のアスナはNo.1ギルドで副団長を任されているほどの実力で、キリトからすると格上の存在となっていました。
このときキリトとアスナは剣を交えることはなかったですが、2人で狩りにいった際の立ち回りやアスナの接し方からすると、おそらくはキリトのほうが強かったと推測します。
ソードアート・オンラインは3部に進むにつれて薄まっていきますが、全体的に漂っている悲しい雰囲気が特徴だと思います。
特別そういう描写が多かったり、音楽がそうだというわけではなく、なんとなく悲しい感じがしているところが最大の特徴です。だからこそいつまでも印象に残るアニメとなっています。