ちはやふるの感想、評価
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ちはやふる
ちはやふる広瀬すず主演で
映画化もされてかなり話題になった作品です。
アニメでは2期までが公開されています。
ちはやふるは競技かるたを題材にしたものです。
そもそも競技かるたとは何か知っていますか?
使う札はお正月で使う百人一首の100枚です。
ちなみにこの題名は百人一首のひとつである、在原業平の「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」という一句からとっています。
この百人一首を取りあって、自分の陣地の札を先になくしたほうが勝利という競技です。
作品の中でもあるように男女の有利不利がない珍しいスポーツを題材しています。
そのため三角関係にある男女が対戦するという場面が実現し、その対戦はかなり心を動かされました。
もともとは少女マンガが原作ということで男性は手を出しづらいイメージがありますがそんなことはありません。
恋愛要素よりもスポーツ要素のほうが強いからです(もちろん恋愛も楽しめる)。
なので幅広い層が楽しむことが出来る作品だと思っています。
自分は原作を読んでからアニメを見たのですが、圧倒的にアニメのほうが楽しめました。
なぜなら競技かるたは一文字目が読まれた瞬間にもう手が動き出しているという秒単位の世界なので紙よりも映像で見たほうがわかりやすいのです。
アニメ版はここの部分がうまく作られています。
なので原作を読んでいなくても十分に楽しめるでしょう。
またほとんどの人が競技かるたについてよく知らないと思うのですがそれを考えて作られていて、一からルールについて、また百人一首の意味やどんな状況で詠まれたかさえも解説してくれています。
日本人として日本の文化について知ることはグローバリゼーションが進む今、かなり大事なことです。
ちはやふるを見れば日本の文化である百人一首を胸を張って語れるだけの知識がつくこと間違いなしでしょう。
そして忘れられないのが三角関係です。
小学校のときに出会った三人が百人一首を始めるが、別れがやってきてしまう。
そのときに約束した言葉を胸にずっとかるたを続けた主人公の千早と名人の祖父を持つ天才の新、そして才能のなさに苦しみながら一度は辞めてしまうも、千早に誘われて再び競技かるたに情熱を注ぎ始める太一、この三人の関係性が変わっていくのが目を離せません。
自分が感じたのは千早は強い新しか目に入ってないんだなということでした。
努力している太一がどうにか報われてほしいと感じながら見ていました。
是非見てみてください。